最近、TikTokなどでMBTIの新しいタイプが追加されたという噂が広がっています。
果たして、この情報は本当なのでしょうか?今回は、この噂の真相を調査してみました。
【結論】MBTIは16パターンしかない
結論から言うと、MBTIに新しいタイプが追加されたという情報は誤りです。
MBTIは従来通り、16パターンのみで構成されています。
MBTIは、カール・ユングの心理学理論を基に、キャサリン・クック・ブリッグスとイザベル・ブリッグス・マイヤーズによって開発された性格分類法です。
この理論では、人の性格を4つの軸で分類しているんです。
- 外向(Extraversion)vs 内向(Introversion)
- 感覚(Sensing)vs 直観(iNtuition)
- 思考(Thinking)vs 感情(Feeling)
- 判断(Judging)vs 知覚(Perceiving)
これらの組み合わせにより、ISTJ、ENFP、INTJなど、16種類の性格タイプが定義されています。この基本的な構造は、MBTIの創設以来変わっていません。
“INXP”などのXは何?
では、なぜ8種類が追加されたという噂が広がったのでしょうか?
その原因は、”INXP”のような表記の誤解にあるかもしれないです。
TikTokなどでは、
- INXP
- EXTP
など、特定の場所をXで表記する方がいます。
実は、”X”は新しいタイプを示すものではありません。
これは、特定の軸において明確な傾向が見られない場合に使用される表記です。例えば、“INXP”は、感覚(S)と直観(N)の軸において、どちらかに強い傾向がない状態を示しています。
この”X”表記は、個人の性格がより複雑で多面的であることを認識するための方法として使用されることがありますが、これは公式のMBTI理論には含まれておらず、16タイプの枠組みを拡張するものでもありません。
ですので、16パターンに新しいものが追加されたわけではないということですね。
まとめ
MBTIに8種類のタイプが追加されたという情報は誤りです。MBTIは依然として16パターンで構成されており、これが公式の理論です。
“INXP”などの”X”を含む表記は、個人の複雑な性格を表現するための非公式な方法であり、新しいタイプを示すものではありません。
MBTIは自己理解や他者理解のツールとして広く利用されていますが、科学的な批判も存在します。性格は流動的で状況に応じて変化する可能性があるため、MBTIの結果を絶対視せず、自己成長のきっかけとして活用することが大切です。
性格診断ツールに興味がある方は、Big Five(5因子モデル)など、他の性格理論を使ってみても良いかもしれません。
K-POPオタクでISFP(冒険家)のMBTIマニアです。MBTI16タイプの性格のそれぞれの特徴やあるあるをまとめています。
コメント